手荷物の紛失/遅延/破損

中国国内線

一、手荷物輸送のイレギュラー対応

(1)手荷物の輸送に遅延、紛失、破損した場合、中国南方航空または中国南方航空の地上係員は、旅客とともに「手荷物輸送事故記録」を記入し、可能な限り早期に状況と原因を調査し、調査結果を乗客および関係部門に報告しなければなりません。手荷物の賠償が発生する場合、出発地、経由地、または目的地にて対応いたします。

(2)中国南方航空の都合により、旅客の受託手荷物が旅客と同一便で到着できず、旅行中の旅客に不便が生じた場合、中国南方航空はその旅客に対し、規定に従い臨時生活用品補償費用を提供いたします。

二、手荷物補償

(1)中国南方航空の責任

a. 旅客の受託手荷物がチェックイン時から引渡し時までの間に遅延、紛失または破損した場合、中国南方航空はその責任を負います。

b. 中国南方航空が遅延損失を回避するために必要なあらゆる措置をすでに講じた場合、または措置を講じることが不可能であることを証明できた場合、中国南方航空はその責任を負わないものとします。

c. 受託手荷物の損失が完全に手荷物自体の性質、品質、欠陥に起因する場合、中国南方航空はその責任を負いません。

d. 中国南方航空は、旅客の手荷物内の物品による旅客本人の負傷または手荷物の損傷についての責任を負いません。旅客の手荷物内の物品が他者に危害を与えた場合、または他者の所持品もしくは中国南方航空の財産に損害を与えた場合、旅客は中国南方航空に対し、すべての損失およびそれによって生じたすべての費用を補償するものとします。

e. 旅客が受託手荷物の中に含めた、本規定第9.1.4条に記載された物品の紛失または破損について、中国南方航空は一般的な受託手荷物としての補償責任のみを負います。

f. インターライン輸送において、中国南方航空は、中国南方航空の自社運航区間で発生した手荷物の損失に対してのみ責任を負います。

(2)補償限度額

a. 旅客の受託手荷物が完全または部分的に破損または紛失した場合、補償額は1キログラムあたり100人民元以内とします。手荷物の価値が1kgあたり100人民元未満の場合、実際の価値に基づき補償を行います。

b. 旅客の紛失した手荷物の重量は、受託手荷物の実際の重量に基づき計算されます。紛失した手荷物の重量を確認できない場合、各旅客の紛失した手荷物の補償は、その旅客が享受する無料手荷物許容量を上限とします。

c. 手荷物が破損した場合、低減した手荷物の価値に応じて補償または修理費用が支払われます。スーツケースの損害賠償額は、スーツケース自体の重量1キログラムにつき100人民元を上限とします。

d. 搭乗中、降機中または航空機内で発生した手荷物の紛失事故に対し、中国南方航空が負担する賠償額は、旅客1名につき最大で3000人民元とします。

e. 紛失手荷物の賠償を申請する場合、その手荷物に対して徴収された超過手荷物料金は返金されます。

f. 国際線の一部を構成する中国国内線区間に対する手荷物補償は、国際手荷物輸送の補償規定に基づき手続きを行います。

g. 補償金がすでに支払われた紛失手荷物が発見された場合、中国南方航空は可能な限り早期に旅客に通知するものとします。旅客は手荷物を引き取る際に補償金を全額返金する必要がありますが、臨時生活補償費用の返金は不要です。ただし、旅客が明らかな詐欺行為を行ったことが判明した場合、中国南方航空はすべての賠償金を回収する権利を有します。

(3)補償請求

受託手荷物が紛失または破損した旅客は、本規定第17.3.4条に指定された補償請求期限内に中国南方航空または中国南方航空地上サービス業務委託先に補償請求書を提出しなければなりません。その際、旅客の航空券または旅程表(コピー)  、手荷物識別タグ、「手荷物輸送事故記録」、手荷物の内容と価格を証明する資料、およびその他の関連証明書類も同時にご提出ください。

(4)賠償請求期限

受託手荷物の損失に際し賠償請求を行う場合、賠償請求権者は損失を発覚次第、書面にて中国南方航空に対し異議申し立てを提出しなければなりません。受託手荷物の紛失の場合、受託手荷物の本来の受領予定日を基準に、7日目から21 日目までの間に報告しなければなりません。手荷物の破損または汚損の場合は、必ず空港の手荷物受け取りエリアを離れる前に航空会社(またはその業務委託先)に申告して輸送事故記録を作成し、申告を提出した日から7日以内に賠償請求を行う必要があります。受託手荷物の遅延の場合、受託手荷物が到着した日から起算し21日以内に賠償請求を行う必要があります。

 

国際線

一、手荷物輸送が正常に行われなかった際の対応

(1)手荷物の輸送中に遅延、紛失、破損が発生した場合、中国南方航空または中国南方航空の業務委託先の地上係員は、旅客とともに「手荷物輸送事故記録」を記入し、可能な限り早期に状況と原因を調査し、調査結果を旅客と関係機関に報告する必要があります。手荷物の補償が必要な場合、出発地、経由地、または目的地にてお手続きが可能です。

(2)中国南方航空の原因により、受託手荷物が旅客と同じ飛行機で到着できず、旅行中に旅客に不便が生じた場合、中国南方航空は旅客に対し、規定に基づき臨時生活補償費を提供します。

二、手荷物補償

(1)補償限度額

a. 1929年のワルソー条約の締約国の条件が満たされる場合、受託手荷物損失の補償は1キログラムにつき17特別引出権 (SDR)です。

1999年のモントリオール条約の締約国の条件が満たされる場合、旅客1名あたりの受託手荷物および機内持込手荷物の補償限度額は1288特別引出権(SDR)です。

b. 便がワルソー条約に準拠しており、受託手荷物の重量が航空券に記録されていない場合、補償金の計算に使用される手荷物の重量は、該当する旅客の搭乗クラスが享受可能な無料手荷物許容量を上限とします。

(2)請求および訴訟の期限

a. 異議申し立ての期限

- 受託手荷物の損失を発見した場合、旅客は手荷物受領日から7営業日以内に直ちに中国南方航空に異議を申し立てる必要があります。手荷物の遅延の場合、いかなる意義も、手荷物が受取人に引き渡された日から21営業日以内に申し立てる必要があります。

- 異議がある場合は、上記の期限内に書面で提出する必要があります。さもなければ、中国南方航空に対して請求を行うことはできません。

b. 請求訴訟は、航空機が目的地に到着した日、航空機が到着予定であった日、または輸送が終了した日から2 年以内に提起されなければなりません。